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びんリユース推進全国協議会 第10回総会 開催

開催日時 2020年8月17日(月)
開催方法 書面開催


 びんリユース推進全国協議会は、新型コロナウイルス感染状況を鑑み、開催時期を調整していましたが、8月17日(月)を回答期限として、書面にて第10回総会を開催しました。

「2019年度活動報告(案)」「2019年度収支報告(案)」「2020年度活動計画(案)」「2020年度予算(案)」、すべての議案が承認されました。




○2019年度活動報告

 びんリユースの取り組みも第9期、第二ステップ(2016〜2019年)を迎え、地域に根差した活動に取り組むことを目指し、関係主体の連携強化が求められる中、びんリユース推進全国協議会としての役割を担いました。


(1)びんリユース推進を課題化し、その解決に向けた取り組みの実施

  1. びんリユースの現状・課題を具体化し、共有化し前進させることを課題としてきましたが、新たな議論ができなかった。
  2. SDGsについては、目標12「つくる責任、つかう責任」に焦点を当てた情報収集を中心に行い、運営委員会の場で共有した。

(2)びんリユースのテーマ別要件整理の具体化

  1. リユースびんラベルの改善・開発は、全国びん商連合会と連携して進めることができた。
  2. びんリユースの品質管理や洗びん機の維持管理は全国びん商連合会のHACCP構築の取り組みへの協力に努めた。
  3. リユースびんの規格統一の検討は、WGの立ち上げ、地ビール、クラフトビールの統一規格びんの可能性について議論や情報収集を行った。
  4. 効率的P箱配置と改善策の検討は、日本P箱レンタル協議会と全国びん商連合会が共同で進めた。
  5. びんリユース推進地域協議会への支援・協力の一環として、「びんリユースフォーラム」を開催した。

(3)びんリユース推進地域協議会への支援協力(地域における連携促進・情報発信)

  1.  世界的に問題になっている“プラスチック廃棄物問題”の解決策としての脱プスチックや自治体の容器包装廃棄物削減に“びんリユースシステムがどう貢献できるのか”を考え、びんリユースシステムの維持と将来のあり方を模索することを目的に、2020年2月4日(火)、京都府京都市で「びんリユースフォーラム」を開催し、70名を超える参加を得た。
     当日は、基調講演や話題提供、事例紹介の後、びんリユースシステムが未来をどうつくっていけるかなどについて、市民・行政・事業者によるパネルディスカッションを行った。

(4)びんリユース将来ビジョン、規格統一びんの検討

  1. びんリユース将来ビジョンと統一規格びんのWGをそれぞれ立ち上げ、検討を行った。

(5)びんリユースの情報発信

  1. 若年層や消費者に向けたびんリユースの啓発活動はできませんでしたが、他団体との連携の模索を企画し、日本リユース協議会と情報交換を行った。
  2. 環境省事業を再受託した「びんリユースの回収拠点の把握・利用促進に向けた調査検討業務」の一環として、寝屋川市のWEBサイトへの大阪硝子壜問屋協同組合が作成しているびんリユース回収拠点マップを貼付し、活用することができた。
  3. SDGsに関する情報を収集し、運営委員会で情報提供をした。

◎ 協議会運営委員会について

隔月年6回の開催を予定し、以下のように開催した。

第1回 7月19日(金)、第2回 9月10日(金)、第3回 11月11日(月)
第4回 1月30日(木)(2020年)、第5回 3月中止
第6回 4月延期(7月に書面開催議決)


○2020年度活動計画

 咋年度の第二ステップの最終年度を受け、これまで継続検討され、蓄積してきた取り組みや課題を整理し、新たなステップの年度とし、以下の活動を計画します。


(1)びんリユースの推進を課題化し、その解決に向けた取り組みの実施

  1. びんリユースの現状・課題を具体化し、通年で議論が可能になるようにする。将来ビジョンについて、昨年度のWGで構築したものを運営委員会で確認、共有する。
  2. 今後の活動に向けた議論をしていく。

(2)びんリユースのテーマ別要件整備の具体化

  1. ラベルの改善・開発の検討を行う。
  2. 統一規格びん検討会(WG)を引き続き開催するとともに、必要があれば学習会等の企画も行う。運営委員会への報告、意見交換も引き続き行う。
  3. 効率的P箱配置と改善策の検討を行う。(日本P箱レンタル協議会との共同)。
  4. リユースびんに関するステークホルダー会議の開催を模索する。

(3)びんリユース推進地域協議会への支援協力

  1. 第2回ステークホルダー会議もしくはシンポジウムについて議論の上、開催を検討する。

(4)びんリユースの情報発信

  1. 若年層へのびんリユースの啓蒙を模索する。
  2. 当協議会紹介パンフレットを活用して、びんリユース関連事業者との支援・連携の在り方を模索し、SDGsによる連携を模索する。
  3. 関西地域を対象に、地方自治体との連携による、びんリユース回収拠点マップの活用推進に向けた取組を継続する。(2019年度の取組みの継続・フォローアップ)

(5)今後の組織づくりに向けて

  1.  現行の組織・運営、体制の課題を確認し、今後の「びんリユース推進全国協議会」のあり方の議論を進め、体制の強化を進める。