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びんリユース推進全国協議会 第3回総会 開催

開催日時 2013年5月24日(金)17:30〜18:30
開催場所 日本ガラス工業センター会議室
(東京都新宿区百人町3-21-16)

第3回総会 会場

 びんリユース推進全国協議会は5月24日(金)、第3回総会を開催しました。
 開会のご挨拶は安井代表。
 「びんリユース推進全国協議会設立から1年半、総会も第3回を迎え大変うれしく思います。皆さまの大変なご協力をいただき、この協議会を作った推進力は明らかに見えているのではないかという気がいたします。具体的な成果はまだ見えない段階ですが、色々なところで芽吹き始めているのではないかと感じています。」
 今回は2012年度活動報告案、監査報告と、2013年度活動計画案、予算案についての審議が行われ、承認されました。



2012年度の活動報告では、
(1)びんリユースの取り組み支援
(2)びんリユースのロードマップ継続検討
(3)びんリユース「普及委員制度」の検討
(4)「びんリユースマップ」の作成
(5)リユースびんの「グリーン購入調達化」の検討
(6)リユースびん「規格統一化」検討
についての報告が行われました。検討試案だった「びんリユースシステム拡大のためのロードマップ」は今回、全国協議会でのロードマップとすることが報告されました。細部については今後精査されていきます。
また、「学校給食における牛乳びんリユースの可能性について」今後引き続き調査研究を行うことが確認されました。


2013年度の活動計画として、
(1)地域や市場特性に合わせたびんリユースシステムの再強化
(2)リユースびん規格統一の検討
(3)学校教育における「2Rを重視した環境教育」の推進
(4)びんリユースの広報活動の充実
(5)全国協議会の運営充実と3R政策審議への積極的アプローチ
以上の5つのテーマが挙げられ、2013年から2014年に発展的にし、なおかつ2015年に3ヵ年の最終年度として着地点が見出せるような内容に進めていくことを目標としました。14年度、15年度の取り組み課題はこれから精査するところもあり、実現可能なのかというところを含めて13年度の内容を改めて確認しながら反映させていく予定です。


経済産業省 松木経済産業事務官、農林水産省 吉岡係長、環境省 三浦専門員

○ 松木 晃 経済産業事務官
  (経済産業省 産業技術環境局 リサイクル推進課)

「リユースの推進というミッションには、経済産業省もかねてよりガラスびんリサイクル促進協議会の皆様とも連携しながら取り組んできましたが、この課題は国民のライフスタイルに大きく関与する課題であるため、国が何かで強制するよりも、消費者、自治体、事業者などの関係者が連携して取り組んでいくことが大事ではないかと考えております。この点、安井先生をはじめ、びんリユース推進全国協議会の皆様におかれましては、まさに関係者が連携して、びんリユース推進のための課題の整理や普及啓発などに取り組まれており、その取組に敬意を表します。経済産業省としては、規格づくりや普及啓発などで必要な支援を行ってまいりたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。」


○ 吉岡 弘次 係長
  (農林水産省 食料産業局 バイオマス循環資源課 食品産業環境対策室
   容器包装リサイクル班)

「皆さんがこのように努力していただいているリユースをはじめとした環境への取り組みは今後も重要な課題です。農林水産省としましても引き続き皆さんとコミュニケーションを取りながら、努力して参りたいと思います。」


○ 三浦 洋一 専門員
  (環境省 大臣官房廃棄物・リサイクル対策部 企画課 リサイクル推進室)

「環境省としてのびんリユースの実証事業について小沢事務局長のお話を頂きながら、特に学校教育の学乳びんについて私どものお願いとして、今後も提案をいただきながら引き続き密に連絡をとり、進めていきたいと思っております。」



事務局長 小沢氏
事務局長 小沢氏

総会を終え、事務局長 小沢氏にコメントをいただきました。
「成果を本当に出さなければならないので、2013年度から2015年度の中期3カ年計画に落とし込み、取り組みを加速させることで、スタートから5年目の2015年に着地が出来るように進めて行かなければならないと考えています。課題が多いですが、色々な点で合意形成を図らなければいけないと思います。」