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びんリユース推進全国協議会 第2回総会 開催

開催日時 2012年5月24日(木)17:00〜18:00
開催場所 日本ガラス工業センター会議室
(東京都新宿区百人町3-21-16)

第2回総会 会場
第2回総会 会場

 びんリユース推進全国協議会は5月24日(木)、第2回総会を開催しました。今回は、2011年度(下期)の活動実績と決算内容、2012年度活動計画案と収支予算についての審議があり、承認されました。
 検討事項であった、「びんリユースシステム拡大のためのロードマップ」は、2040年までの試案が報告されました。「“リユース”というと“昔はよかった”という話になりがち。未来を見据えて、どういう形にすべきか。地域コミュニティ形成の中で認められる存在になることが重要。」と、副代表の幸氏(ガラスびんリサイクル促進協議会)。2030年のびんリユースの全国拡大を目標に、今はその地盤固めとして、2020年までに一定の評価を得られるよう取り組んでいくとのことです。
 また、議案の一つとして、「リユース普及委員活動」について、その展開案が報告されました。これは、地域のリユース普及活動を行う委員を全国各地に配置し、それぞれのコミュニティで普及活動を展開していく取り組みです。今回出席された、西村委員(Rびんプロジェクト)、永田委員(中部リサイクル運動市民の会)、中村委員(びん再使用ネットワーク)からは、「この普及委員活動を通じて、リユースっていいね!という方を全国に作りたい。地域メーカーを巻き込んで、一人でも多くの消費者に支持を得たい。」「リサイクルよりリユースという機運をもっと高めていきたい。」といった意見がありました。2012年度は、リユース普及委員活動の準備年として、委員の呼びかけ、啓発ツールの準備、Facebookページの作成などを計画しています。


環境省 沼田氏
環境省 沼田氏

 最後に、沼田正樹室長補佐(環境省リサイクル推進室)は、以下のようにコメント。
 「環境省ではここ2年程、びんリユースにフォーカスを当てて、検討会も開催してきました。昨年こういった形でびんリユース推進全国協議会を発足いただき、推進体制を整えていただきまして改めて御礼申し上げます。
 今年度の環境省の展開ですが、東北復興予算の中で、びんリユース実証事業を行う予定です。目安としては、東北地方の3ヵ所くらいで展開していきたいと考えております。また、その他の地域についても随時行っていきたいと考えています。実証事業を始め、普及啓発活動についてもご相談させていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。」  と、今後も継続してびんリユースの普及に取り組む意向を明らかにしました。