びんリユース推進全国協議会 設立
開催日時 | 2011年9月29日(金) 17:00〜19:00 |
開催場所 | パルシステム連合会 (東京都新宿区) |
設立総会 会場
2011年9月29日、「びんリユース推進全国協議会」の設立総会が開催されました。
同協議会は、各地のびんリユース活動への支援や、将来に向けた取り組みの共有、関係主体との連携、そして情報をより多くの方々と共有して、広報活動を充実させていくことを目的としています。
幹事団体は、ガラスびんリサイクル促進協議会、全国びん商連合会など、びんリユース事業に取り組む9団体。運営委員は、安井至氏(国連大学名誉副学長・東京大学名誉教授)を始めとした12名。オブザーバーとして環境省、経済産業省、農林水産省、国税庁が参画します。(詳細は下表)
本総会では、設立趣意書と平成23年度(下期)の事業計画・予算の承認、幹事団体承認および運営委員の選任が行われました。議長は、リユースびんに関する各種検討会で座長を務められている、安井氏を選任。開会の挨拶では以下のようにコメントされています。
安井氏
「びんリユースの復活、再生に相当長い間取り組んできましたが、今の印象としては、少しずつびんリユースが蘇り始めてきたという部分があるように思います。本日その機会を持ち、設立の運びとなったこと、皆様に感謝いたします。今までリサイクル主導で行われてきた3R。もともとリユースはリサイクルの上位にあるはずなのですが、これまで、どうしても取り組みやすいリサイクルに傾倒してきていました。リユースはリサイクルと違って、色々な方と連携して一つのリングになって初めてつながるものです。日本の伝統的な文化を守る上で、ある意味の絆を作っていくことは非常に重要なこと。びんリユースが実体化され、うまく回っていけば、より日本らしい文化の復活にもつながると思われます。」
環境省 森下室長
来賓のご挨拶は、環境省森下室長より。
「本件、非常に素晴らしい取り組みと思います。関係各位には心から敬意を表し、一緒に取り組んでいこうという想いを強く持ちました。私たち行政に対する2つのRが進んでいないというお話は、まさにその通りと思っております。リユースをしっかり大きな取り組みとして社会に定着、再認識していただくよう進めていきたいと思います。これからは、大規模なニーズへ応えるのではなく、きめ細やかなアプローチをしていくことが重要で、いろいろな価値観、多様性を重視していくべきです。リユースは日本の未来にとって一つの財産ですから、これを減らすことなく増やしていくことが私たち行政に求められていることと思います。」
また、環境省の意見としては、
「この分野には、これからもぜひ力を入れていきたいと思っています。今日は本省だけですが、ゆくゆくは地方環境事務所からも協議会と連携をさせていただき、地域ベースでこの活動を進め、地域力でこの取り組みを進めていければうれしく思います。」
と、今後の意向を表明し、総会は無事終了しました。
総会終了後のレセプションでは、行政担当者、事業者、またその他関係者などさまざまな方々が、「リターナブルびん入り飲料」を片手にリラックスした雰囲気での意見交換が行われました。レセプション中のご挨拶では、関係者それぞれがそれぞれの立場で今後の決意を表明。関係各位が一丸となってびんリユースに取り組んでいくという意思が表されていました。
レセプションの様子
幹事9団体
全国びん商連合会 | ガラスびんリサイクル促進協議会 | 日本ガラスびん協会 |
日本リユースびん普及協会 | 全国清涼飲料工業会 | 日本P箱レンタル協議会 |
びん再使用ネットワーク | 中部リサイクル運動市民の会 | Rびんプロジェクト |
運営委員(敬称略)
代 表 | 安井 至 | 国連大学名誉副学長・東京大学名誉教授 |
副 代 表 | 吉川 康彦 | 全国びん商連合会 |
副 代 表 | 幸 智道 | ガラスびんリサイクル促進協議会 |
事務局長 | 小沢 一郎 | 事務局 |
田村 豊也 | 全国びん商連合会 | |
吉永 茂樹 | 日本ガラスびん協会 | |
公文 正人 | 全国清涼飲料工業会 | |
渡辺 四郎 | 日本リユースびん普及協会 | |
八木澤 典夫 | 日本P箱レンタル協議会 | |
永田 秀和 | 中部リサイクル運動市民の会 | |
中村 秀次 | びん再使用ネットワーク | |
西村 優子 | Rびんプロジェクト |
オブザーバー
環境省リサイクル推進室 | 経済産業省リサイクル課 | 農林水産省リサイクル課 | 国税庁酒税課 |