活動報告
リユースびん入り大和茶『と、わ(ToWA)』
容器グラフィックデザイン・コンペティション&展覧会 開催
開催概要
開催日 | 2012年9月22日(土) |
場 所 | 奈良県立図書情報館エントランスホール (奈良市大安寺西1丁目1000番地) |
主 催 | World Seed、ならそら、奈良図書情報館(展覧会のみ) |
協 賛 |
能勢酒造株式会社、株式会社桶谷、ガラスびんリサイクル促進協議会、 日本ガラスびん協会、東洋ガラス株式会社、びん使用ネットワーク、 新日本流通株式会社、株式会社 吉川商店 |
後 援 | 生駒市、大和茶販売株式会社、社団法人日本グラフィックデザイナー協会奈良地区 |
奈良発のリユースびん入り大和茶飲料開発販売事業
奈良の豊かな自然に育てられ、その歴史を歩んできた大和茶は、一服の和をもって人との「輪」をつないでくれる飲み物です。 「地域からリユースの輪を」とリユースびん普及事業に取り組んでいるNPO団体World Seedを中心に、奈良発のリユースびん入り大和茶『と、わ(ToWA)』開発販売事業が動き出しています。『と、わ』には地域と環境との「和、環、輪」をつなぐという意味が、英語表記での『To WA』には「わ」へ向かうという意味が込められています。
きっかけは生駒市からの提案
生駒市からリターナブルびんを使った大和茶をという提案があり、企画はWorld Seedが、茶葉の提供は、奈良県農協を通して茶葉を提供していることもあり、大和茶販売株式会社がというところから始まりました。「環境省平成24年度びんリユースシステム促進実証事業」として採択された本事業は、World Seedを中心に、製造・販売・を能勢酒造株式会社、流通・びん回収を株式会社桶谷、茶葉提供を大和茶販売株式会社が行い、主に奈良県内の公共施設や飲食店・ホテルなどを向けに提供される予定です。
お茶が入ったRドロップス〈2号〉
『と、わ』 リユースシステム
容器グラフィックデザイン・コンペティション&展覧会開催
小西景子さん 最優秀作品
容器にはRドロップス〈2号〉を採用した『と、わ』。この奈良発の新しいリユースびんシステムを広く発信し普及するための容器グラフィックデザインを広く募集したところ、全国から84作品もの応募がありました。
一次審査で5作品を選出し、最終審査の結果、最優秀作品にはデザイナー小西景子さん(東京都)の作品が選ばれました。コンペに応募して選出されるのは初めてという小西さん。「嬉しいの一言です。コンセプトに共感し、今回応募しました。デザインを見た家族が「これ美味しそう」と言ってくれたことが心強かったです。」
コンペ終了後の交流会では能勢酒造株式会社より提供された『と、わ』の試飲会が行われました。「私の中では思ったものに近い味にできています」と代表取締役社長の子安氏。大和茶のさわやかな香りと味のまろやかさが活かされたお茶でした。
容器のデザインが決定し、発売へ向けまた一歩踏み出しました。
「『と、わ』が完成して皆様の手の届くところに行きわたったら、奈良県内のCO2削減、ごみ減量の一助になると確信しております。」とWorld Seed代表の岡見氏。年内発売へ向けデザインのブラッシュアップ、お茶の味や提供先の拡大など日々邁進しています。